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横浜翠嵐高校の偏差値は 67|受験する生徒さんの共通点とおすすめな人

2024年6月時点の横浜翠嵐高校の合格目安となる偏差値は67(※)で、神奈川県内の公立高校トップ3の中でも1位という数字です。

ただ、合格目安の偏差値が67と言われても、どれくらいのレベル感なのかピンとこないのではないでしょうか。

また、偏差値だけを判断材料にしても、横浜翠嵐高校が自分にとって本当に目指すべき高校なのか、自分の実力が足りているかの判断は付きません。なぜなら、模試の種類や状況によって偏差値の数字は変わるからです。

また、偏差値が同じレベルであっても、高校によって校風や指導方針は大きく異なります。

そこで本記事では、以下のことについて解説していきます。

・横浜翠嵐高校の偏差値・横浜翠嵐高校と他校の偏差値の違い・横浜翠嵐高校を含む偏差値が高い高校を目指す生徒さんの特徴・横浜翠嵐高校は難関国公立大学を目指している生徒さんにおすすめ・横浜翠嵐高校における受験の特徴

これらを知ることで、今のまま自分が横浜翠嵐高校を目指しても大丈夫なのか、または他の高校を志望校にした方が良いのかの判断を下せるはずです。

高校受験を考える中で、横浜翠嵐高校の偏差値が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

【※偏差値のデータ元について】

◎ 2024年6月現在、当該高校の合格率がおおむね80%の偏差値(神奈川県進学模試)です。◎算出に必要なデータ件数が不足している高校は過年度の動向を勘案しており、必ずしも最新動向を反映したものではありません。◎合格の目安となる指標として偏差値を記載する場合は、模試の種類や特徴により大きく異なる場合があります。

1. 横浜翠嵐高校の合格目安となる偏差値は67

2024年6月現在、神奈川県進学模試の結果を基に、わたしたち湘南ゼミナールが算出した横浜翠嵐高校の合格目安となる偏差値は67(※)となっています。

神奈川県の公立高校ではNo.1の偏差値で、全国4000校以上に上る全日制高校の中でも、上位30位に入るトップクラスの高校です。

偏差値は50を平均として、「偏差値40は低い」「偏差値60は高い」など表現しますが、偏差値70に近い67の横浜翠嵐高校は、間違いなく全国的にもレベルの高い進学校なのです。

高校受験における偏差値についてもう少し詳しく知りたい方は、「高校受験の偏差値とは?偏差値60は上位何%?仕組みを丁寧に解説」の記事もご覧ください。

横浜翠嵐高校は最難関と呼ばれる東京大学への現役合格実績も多く、まさしく「頭の良い」生徒さんが集まっている高校と言えます。

実際にどれだけの生徒さんが東京大学へ進学しているのか、神奈川県の公立トップ3高校と呼ばれる横浜翠嵐・湘南・柏陽を比較してみましょう。

【2023年度|公立トップ3高校の東京大学合格実績】

高校名合格者数()内は過年度生
横浜翠嵐高校44人(7人)
湘南高校33人(20人)
柏陽高校1人(1人)

参考:横浜翠嵐高等学校「令和6年度の大学入試結果」神奈川県立湘南高等学校「進路状況」神奈川県立柏陽高等学校「2021~2023年度(52~54期生)大学合格者数【確定版】

湘南高校、柏陽高校のどちらも東京大学の合格実績者は存在しますが、横浜翠嵐高校は群を抜いて実績数が高いことがわかります。また、現役生の合格人数も多いため、偏差値が高いだけではなく、実際に入学した後の勉強もレベルが高いとわかりますね。

【※偏差値のデータ元について】

◎ 2024年6月現在、当該高校の合格率がおおむね80%の偏差値(神奈川県進学模試)です。◎算出に必要なデータ件数が不足している高校は過年度の動向を勘案しており、必ずしも最新動向を反映したものではありません。◎合格の目安となる指標として偏差値を記載する場合は、模試の種類や特徴により大きく異なる場合があります。

2. 横浜翠嵐高校と他校の偏差値の違い一覧

上記で横浜翠嵐高校のほかに、湘南高校・柏陽高校にも触れました。ここでも同じく、神奈川県内で公立トップ3の高校における偏差値の違いを確認しておきましょう。

【神奈川県における公立トップ3高校それぞれの合格目安となる偏差値】

高校名偏差値
横浜翠嵐高校67
湘南高校65
柏陽高校63

トップ3と呼ばれるだけあり、どの高校も60以上の高偏差値を誇ります。ただ、偏差値の数字を見るだけでは「どの高校もすごいな」と思うだけで終わってしまいますよね。

では、67・65・63の偏差値にはどのような違いがあるのでしょうか?

偏差値を1上げるためには、一定の点数を上げる必要があります。

偏差値を1上げるのに必要な点数の求め方
標準偏差×0.1


標準偏差とは、データの特徴を示す1つの指標です。模試などの結果には、偏差値と共に標準偏差の値も記載されています。標準偏差の数値を上の計算方法で計算すると、その模試で偏差値を1あげるために必要な点数を出すことが可能です。

例えば、模擬テストAの国語・数学・英語の3教科総合の標準偏差が35.0の場合、偏差値を1上げるのに必要な点数は35.0×0.1=3.5点となります。仮に模試の結果、偏差値60だった生徒さんが同じ模試で偏差値67を目指す場合、3.5×7=24.5となり、24.5点も模試で点数を上げなければならないのです。

このように、同じように偏差値が高いと言われるトップ3でも、トップと2位、トップと3位では、合格に必要とされる点数に大きな差があるのです。

偏差値を1上げるために必要な点数の出し方については、「約8割が塾あり!高校受験で塾なしが大丈夫な子どもの見極め方」の3章にて詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。

【横浜翠嵐高校と併願される私立高校について】

多くの都道府県で公立高校は1校しか受験ができません。神奈川県でも同じく、複数受験ができないため、併願をしたい場合は私立高校から選ぶことになります。横浜翠嵐高校を受験する生徒さんが、一般的に併願する私立高校の合格目安となる偏差値は以下になります。
・慶應義塾:68・山手学院:64・中央大学横浜付属高校:63・桐蔭学園:60
どの高校も進学校として有名であり、偏差値も高めです。併願する私立高校の偏差値・レベルも確認しながら目指すべき高校を決めていきましょう。

3. 横浜翠嵐高校を含む偏差値が高い高校を目指す生徒さんの特徴

横浜翠嵐高校のように、偏差値が高い高校を目指す生徒さんには共通した特徴があります。普段の考え方や勉強に向かう姿勢の違いなど、特徴を確認して自分と比べてみましょう。

自分がどこまでできるのか、横浜翠嵐高校を志望校にしても大丈夫なのかを判断する目安になります。

3‐1. ベースの学力が備わっている

偏差値が高い高校を目指す生徒さんの特徴のなかでも、一番に挙げられる点がベースの学力が備わっているところです。

ここで言うベースの学力とは、基礎を理解しているだけではなく、習った知識や技能を活用するために必要な「思考力」「判断力」「表現力」などの能力がしっかりあることを指します。

ベースの学力が備わっている生徒さんは、自分で思考し答えを導き、適切な形で表現することができるため、学校のテストや模試などで常に上位をキープしていることでしょう。

ここまで紹介してきたように、横浜翠嵐高校は偏差値が高いトップ校で、いわゆる難関校です。

そのため、そもそも「勉強が苦手」「勉強を楽しいと思えない」というような生徒さんは、最初から偏差値が高い高校を目指そうとしません。

このことから、必然的にトップ校を目指す生徒さんにはベースの学力が備わっているという特徴が見られます

3‐2. 知的好奇心と探求心がある

知的好奇心や探求心が旺盛な点も特徴と言えます。これらの要素があるからこそ、わからない問題をそのままにしなかったり、新しい知識を学ぶための勉強が好きになったりできるのです。

自ら学ぶことを楽しめる性格とも言えますね。嫌々勉強をしているわけではないので、知識の吸収も比較的スムーズです。

知的好奇心や探求心が高まることで、より難しい受験にチャレンジしたくなるケースもあるでしょう。

3‐3. 負けず嫌い

横浜翠嵐高校のような偏差値が高い高校を目指す生徒さんの特徴には、負けず嫌いな面もあります。負けず嫌いな面があるからこそ、勉強を頑張れると考えられますね。

大半の生徒さんが「難しすぎるから無理」と諦めてしまうような問題も、負けず嫌いな生徒さんであれば簡単には諦めません。

むしろ解けなかった問題ほど、解けなかったこと自体が悔しくて、夢中で解き方を考えるのです。

勉強に限らず、何事も諦めてしまえば上達することはありません。横浜翠嵐高校を目指す生徒さんたちは、負けず嫌いな面をポジティブに変換し、諦めない粘り強さを持っているのです。

3‐4. 素直

素直な性格であることも特徴です。学校・塾の講師から指示されたことをそのまま受け入れられるため、わからない問題を解いたりするときも、最短で正解に行きつけます。

もちろん、勉強を進めるには自分で試行錯誤することも大切です。しかし、未知の知識を一から学ぼうとするときは、教えてくれる人がいた方が早く理解できますよね。

単純なことですが、素直に「教えてください」と言えることは大きな強みになるのです。

また、素直な性格であるため、学校内でトラブルを起こしにくいことも特徴です。内申点を下げるような要素が少ないため、偏差値が高い学校を目指しやすいと言えるでしょう。

3‐5. 精神的に自立している

最後の特徴は、年齢と比べて精神的に自立している面があるという点です。精神的に自立しているからこそ、冷静に将来を考えて、自分の可能性を開けるレベルの高い高校を目指そうとするのです。

精神的に自立しているとは、自分の中に判断基準を持っていることを指します。

両親や先生が言うことだけを信じたり、行動の根拠にしたりするのではなく、自分で考えて意思決定ができるということですね。

精神的に自立していると、目的をしっかりと定められるため、そのときのモチベーションに左右されません。やるべき勉強を「今日は気分が乗らないから…」というような理由で、サボる可能性が低いので。そのような精神的に自立している生徒さんは、自分にとって必要な勉強をコツコツと重ねることができるでしょう。

横浜翠嵐高校のような進学校を目指す生徒さんには真面目で黙々と勉強する、いわゆるガリ勉タイプの子が多いかと思われがちですが、これまで紹介してきた特徴を見てもわかる通り、意外にも素直で明るく、積極性のある生徒さんが多いです。

4.  偏差値トップの横浜翠嵐高校がおすすめなのは難関国公立大学を目指している生徒さん

高い偏差値を誇る、横浜翠嵐高校がおすすめな生徒さんは以下の通りです。

【横浜翠嵐高校がおすすめな生徒さん】

・難関国公立大学を目指している・勉強が好きでもっと学力を上げたいと考えている

ここまで、横浜翠嵐高校の偏差値や、偏差値の高い学校を目指す生徒さんの特徴を紹介しました。では、偏差値が高くやる気も十分な生徒さんが集まる高校であれば、どこでもよいのでしょうか。

進学校というカテゴリで結ぶと、どこも同じような校風だと考えがちですが、同じように偏差値が高いトップ3校でも、学習方針から校風、部活動や行事の多さ、校舎や設備面まで比べれば大きく異なります

実際に、神奈川県の公立トップ3高校の学習方針の違いは下記の通りです。

【神奈川県公立トップ3高校の学習方針の違い】

学習方針授業時間
横浜翠嵐高校特進・難関大学向けの学力向上を重視し、土日や長期休業期間にはさまざまな科目の講習が組まれる1コマ95分授業がベース
湘南高校勉強・部活・行事を通じ、総合的な人間力ともいうべき力を高める1コマ70分授業がベース
柏陽高校キャリア教育・グローバル教育などの講座を豊富に用意し、学習の基礎だけでなく社会に通じる応用力を重視1コマ65分授業がベース

上記の表からもわかる通り、神奈川県の公立高校トップ3の中でも学習方針や授業時間には明確な違いがあります。学力向上を重視し、土日や長期休業期間中にもさまざまな科目や講習が組まれる横浜翠嵐高校は、1. 横浜翠嵐高校の合格目安となる偏差値は67でも記載した通り、東京大学合格実績がダントツです。

大学受験を見据えていて、勉強が好きでもっと自身の学力を上げたい!という方は、横浜翠嵐高校がおすすめです。

また、学習面以外での特徴の違いはこちらです。

【神奈川県公立トップ3高校の学習以外の特徴】

校風の自由度行事の盛り上がり部活動の活発さ校舎の状態
横浜翠嵐高校
湘南高校
柏陽高校

それぞれの特徴を一言で表すなら、勉強は横浜翠嵐青春をするなら湘南バランスが良いのが柏陽と言えます。横浜翠嵐高校も部活動に打ち込むことはもちろん可能ですが、部活動で全国大会を目指したい!という方は、部活動の実績が多い湘南高校が良いかもしれません。

このように、偏差値だけに注目するのではなく、学習方針や校風・行事までしっかり事前に確認し、「自分の過ごしたい高校生活や実現したい未来に最適かどうか」を判断することが大切です。

なお、横浜翠嵐高校の特徴は「横浜翠嵐高校はどんな学校?校風や向いている受験生の特徴も解説」の記事で詳しく解説しています。

5. 偏差値が高い横浜翠嵐高校の受験における特徴

横浜翠嵐高校における受験の特徴は、学力検査に重きを置いていることです。

学力検査=入試テストなので、受験当日の頑張りが合否に反映すると考えましょう。以下、横浜翠嵐高校の選考比率になります。

【横浜翠嵐高校の選考比率】

 第1次選考第2次選考
学習の記録(評定)学力検査特色検査学力検査主体的に学習に取り組む態度(評価)特色検査

参考:令和7年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準及び特色検査の概「共通選抜普通科(クリエイティブスクールを除く。)

表からもわかるように、学力検査の数字が突出していますよね。もちろん評定や特色検査も重要ですが、受験に特化して考えると、受験日までの勉強が非常に重要だといえます。

当日に実力をしっかりと発揮できるよう、勉強と一緒にコンディションを整えることも意識しましょう。

横浜翠嵐高校の特色検査は「自己表現」です。教科を横断した問題によって、各教科の知識を活用する力を測られます。表現力やコミュニケーションに関わる問題も出るとされるため、しっかり対策をしておきましょう。

6. 横浜翠嵐高校の合格を目指すなら事前の対策が重要!

横浜翠嵐高校を目指すと決めたのであれば、日常的な勉強を今まで以上に頑張ることはもちろん、早い段階から横浜翠嵐高校に特化した対策を取ることがおすすめです

横浜翠嵐高校は、神奈川県内の公立校でトップの偏差値を誇る進学校のため、多くのライバルたちは塾に通って、合格を勝ち取るための対策をしています。

そして、高校によって入試の難易度や問題の傾向は変わります。

そのため、単純に難関校への受験対策をしているだけでは、横浜翠嵐高校のレベルに追いついていないことも考えられます。「頑張って塾に通ったのに、実際に入試を受けたら思っていたより難しかった」「あと1点取れていれば…」となっては、意味がありませんよね。

一方、横浜翠嵐高校に特化したカリキュラムがある塾なら、横浜翠嵐のレベルと傾向を十分に理解しています。過去の入試傾向に基づいた対策はもちろん、受験までの過ごし方など、横浜翠嵐高校に合格するためにあらゆる点で強力なバックアップを得られます。

横浜翠嵐高校のような偏差値の高い進学校を目指すのであれば、塾を選ぶ際には、「家から近いから」などという理由で選ばず、志望校にスポットを当てたカリキュラムがあるかを必ず確認しましょう。

\湘南ゼミナールなら「横浜翠嵐高校」合格に最適化したカリキュラムが受けられる/

湘南ゼミナールでは、直近10年で1,100名以上の横浜翠嵐高校合格者を輩出してきた「最難関公立高校」に特化したカリキュラムと体制が整っています。
横浜翠嵐高校合格のために、
・授業の問題・スピード・解説・板書内容について・授業外での会話や質問・宿題の種類・量・期限などの授業外での学習について・起床から睡眠までのスケジューリング
など、細かな日々の行動を含めて、講師陣と一緒に走り抜けます。
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さらには学習管理アプリの活用により、講師によるオンライン面談や質疑応答ができ、記憶の手助けをしてくれる環境を用意。生徒さんが合格に向けて、いつでもどこでも頑張ることができる環境をご用意しております。
コースを受講する生徒さんは、全員がライバルでもあり戦友でもあるため、お互いに切磋琢磨しながら学力を上げていけるはずです。
あと一歩、横浜翠嵐高校に合格するための決め手がほしい…。このように考えているのであれば、湘南ゼミナールで横浜翠嵐高校合格を目指して一緒に学びましょう。

7.まとめ

本記事では、横浜翠嵐高校の偏差値について紹介してきました。

神奈川県の公立高校としてはもちろん、全国でもトップクラスといえるレベルの高さに驚いた方も多いでしょう。今一度、本記事のおさらいをしていきましょう。

・横浜翠嵐高校の偏差値は67
・併願校も高いレベルの私立高が選ばれる

偏差値が高い高校を選ぶ生徒さんの特徴は、

・ベースの学力が備わっている
・知的好奇心と探究心がある
・負けず嫌い
・素直な性格
・精神的に自立している

横浜翠嵐高校における受験の特徴は以下の通りです

・内申より学力が重視される

実際に横浜翠嵐高校を志望校にする際のポイントは

・横浜翠嵐高校合格に特化した勉強・塾が必要

高校受験において、偏差値は無視できない重要なポイントです。

もしも安全圏の数字まであと少しだった場合は、すぐに諦めるのではなくエキスパートがそろう塾を活用しましょう。

この記事が、偏差値の高さから、横浜翠嵐高校を志望校にすべきか迷っていたあなたの助けになれば幸いです。