湘ゼミコラム

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dentsu(電通)×湘南ゼミナール コラボ企画 「アイデアって、しごとになるんだ。」前編

2019.01.11

子どもたちが毎日、一生懸命に取り組む勉強。

でもその先に、面白くて、変で、最高に楽しい仕事をしているひとたちがいるとしたら…?

そんな風に自分の未来をイメージし、未来の選択肢を増やすきっかけのひとつになる場をご提供したく、電通と湘南ゼミナールがワークショップを企画しました。

今回は、湘南ゼミナールに通う小6~中2の生徒35名を対象としたワークショップを電通本社にて開催。その模様を前編・後編に分けてお届けします。

電通は創業以来、「答えのない問題」を解き続けてきた会社です。

そこに存在するのは、「1つの決まった正解を求めない」「いろんな人の意見を取り入れて新しいモノを生み出す」といった答えのない問題を解く力。

今後の時代を生きる子どもたちには必ず必要になってくる課題解決力を引き出す、

電通の「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」より3名の講師が特別授業を行いました。

<電通アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所>

●ワークショップ特別講師のご紹介●

本田 晶大さん(デザイナー・アートディレクター)
大山 徹さん(コピーライター・クリエイティブプランナー)
飛田 智史さん(コピーライター)

冒頭、電通の「変な会社案内」Movieからスタートした会場。

そして始まった1つ目のワークショップは、その名も

「変な宿題」

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自己紹介してください。

ただし、10文字以内で。

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広告の仕事は、伝えたいことを予算・制作期間・制約があるなかで、
いかに魅力的に伝えられるかが大きな軸となります。

この宿題では、まずは一番知っているはずの”自分”を題材に、ほぼ即座に、
言葉にしてプレゼンするというまさに広告の疑似体験です。

すらすらとペンを走らせる子も居れば、初めて自分を見つめることに戸惑う様子も、、、。

どんな子どもも、素直に考える姿勢は明るい未来を感じますね。

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続いて、子どもたちに配られたテスト

「普通じゃない4科目テスト」

こちらは普段、湘南ゼミナールで生徒さんに出しているテストを、答えのない問題に置き換えたものです。

いつものテストかと思ったら、、、と驚く生徒も。

出題された問題はこちらです。

大人の皆さんも、電通に興味がある生徒さんも、ぜひ挑戦してみてください。

※制限時間は20分です。

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【問1/国語】

だれもが読みたくなってしまう、物語の最初の一行を書いてください。(50文字以内)

【問2/数学】

「1」とはなんですか?数字を使わずに説明してください。(50文字以内)

【問3/理科】

この教室の中で、一番明るく感じるところを書いてください。(50文字以内)

【問4/社会】

次の写真を見て次の問に答えなさい。

1)動物たちは幸せです。なぜでしょうか。(50文字以内)

2)動物たちは不幸せです。なぜでしょうか。(50文字以内)

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頭を柔らかくして、想像力を膨らませる子どもたち。

真剣な眼差しで取り組んでいます。

子どもたちの回答は、講師3名にてチェック!

子どもたちの中でも、特に個性的な回答が会場で紹介されました。

※「普通じゃない4科目テスト」回答より引用

【問1/国語】だれもが読みたくなってしまう、物語の最初の一行を書いてください。

→この話にはあなたの未来が書かれています。

→この物語の主人公はあなたです。

講師コメント:自分のことかもしれないという期待感が見る人を引き寄せますね。

→あなたはきょうから玉ねぎです。

講師コメント:いやだよね。でも何が書いてあるか想像がつかない面白さがあるよね。

【問2/数学】「1」とはなんですか?数字を使わずに説明してください。

→リンゴを半分に切り、それを合わせた数です。

→かえるの脚の形を書いたものです。

→すべての数の中で一番使われる数であり、複雑な式にあると腹が立つかもしれない数

講師コメント:個人的な考えが入っているところが面白いですね。

【問3/社会】

1)動物たちは幸せです。なぜでしょうか。

→やっと動物園を抜け出し、渋谷TSUTAYAへ大好きなアーティストのCDを買いにいけるから。

1)動物たちは不幸せです。なぜでしょうか。

→人間のために作られた視聴用のヘッドフォンは小さく、十分に試し聴きができなかったから。

講師コメント:これ結構なピンポイントで面白いよね。

——– …と、大きな笑いに包まれる会場。

” 普通じゃない “という意識のもと、少し恥ずかしそうに書き込む様子だった子どもたち。

自分が考えたことがアイデアとして、みんなの前で発表された子は、とっても嬉しかったのではないでしょうか。

簡単な紙とペンがあればできますので、ぜひ休日にお子様とやってみてくださいね!
その際はぜひお子さんの回答へのフィードバックを♪

次回は後編

「誰でもデザイナーになれる授業」をお届けします。

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ワークショップにご参加いただいた、
湘南ゼミナール 難関高受験コース の生徒の皆さまありがとうございました。