湘ゼミコラム

勉強法

小学生の英検4級の合格率は?勉強法やおすすめテキスト3選を紹介

小学生の英検4級の合格率は?勉強法やおすすめテキスト3選を紹介

英検4級は中学の中級レベルとされている英語の試験であり、小学生には難しいと思っている親御さんも多いでしょう。しかし、早い段階で英語を学ぶ子どもが増えている近年では、小学生でも英検4級にチャレンジすることもあります。

また、トップ校に合格するような子どもたちは、小学生までに英語の必要なスキルを身につけていることが多く、英検4級の英語学習はその手助けになるでしょう。

そこで本記事では、小学生が英検4級を受験した場合の合格率や勉強法を解説します。小学生が英検4級の対策をするうえでおすすめのテキストも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

英検3級合格講座

英検4級の概要|試験内容と小学生の合格率

英検4級の概要|試験内容と小学生の合格率

英検4級はどのような試験なのでしょうか?以下2つの項目に沿って、英検4級の概要について解説します。

  • 英検4級の試験内容
  • 英検4級の合格率

英検4級の試験内容

英検4級は、リーディング35分とリスニング約30分の一次試験のみです。

別途、スピーキングテストもありますが、こちらは一次試験の合否に関係なく受験できます。(一次試験に合格すれば、英検4級に合格したことになります)

問題数や出題内容をまとめると、以下のとおりです。

測定技能問題数出題内容
リーディング全35問空所を補充する短文や会話文の問題、Eメールなど長文の内容を読んで解答する問題など。
リスニング全30問会話の最後としてふさわしい語句を選択する問題、説明文の内容に関する質問に解答する問題など。

題材は、家族・学校・旅行・スポーツ・音楽など、小学生にとっても身近な話題が多くなっています。

英検4級の合格率

英検の合格率は現在の公式サイトでは公表されていませんが、過去のデータから約6割と言われています。レベルは中学の中級程度とされているものの、小学生志願者のうち半分以上合格できるレベル感です。

英検4級では、簡単な英語を理解でき、それを用いた表現ができるレベルが求められます。英検5級が中学初級程度で英語の基礎であるのに対し、4級になると読解問題が加わるのが特徴です。

小学生が英検4級に合格するための勉強法

小学生が英検4級に合格するための勉強法

英検4級ではスピーキングやライティングの問題は出題されないため、単語を読んで意味を理解し、聞き取りができるようになれば合格できます。英検4級に合格するために行うべき勉強は、以下の3つです。

  • 英語の音源を聴いてリスニング対策をする
  • 単語と熟語を暗記する
  • 長文を速読で読む

また、小学生における英検の勉強法については、以下の記事で級別に詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

小学生 英検 勉強法

英語の音源を聴いてリスニング対策をする

英検公式サイトでは、リスニング音源が公開されています。4級で出題される英語音源を繰り返し聞くことで、英語の音に聞き慣れて問題を解きやすくなるでしょう。

音源に合わせて発音してみることで、単語の発音を学習できるだけでなく、英語を聞き取りやすくなる効果もあります。

また、過去問だけでなく、英語の学習アプリを活用するのもおすすめです。無料で英語の音源を聴けるため、気軽にリスニング学習を取り入れられるでしょう。

リスニングを独学で対策するのが難しそうな場合は、湘南ゼミナールのご利用も検討してみてください。リスニングも含めた4技能の育成を行っており、英検に特化したサポートにも力を入れています。

単語と熟語を暗記する

単語や熟語の暗記は、英検4級で出題される問題を解くうえで重要な知識となります。意味を理解した語彙数を増やすことが、リーディングで点数を獲得するための近道です。

単語の出題範囲は中学の中級レベルとされる約1,300語ですが、すべて覚えるのは難しいでしょう。英検4級に特化した単語帳を活用することで、効率的に覚えるのがおすすめです。

また「want to do(〜したい)」や「look for(〜を探す)」など熟語も覚えておくと、空所補充問題をスムーズに解けるようになります。単語だけでなく、熟語もバランスよく暗記するようにしましょう。

長文を速読で読む

英検4級のリーディング問題には、Eメールや作文といった長文を読み解く問題が出題されます。長文は読んだことがないと読解に時間がかかるため、対策が必要な分野です。

テキストや問題集に出てくる英語の長文を解いてみるほか、速読をしてみるといいでしょう。英検で設けられている制限時間はかなりタイトなため、英文を素早く読み解く力を身につけることが重要です。

英語を日本語に置き換えるのではなく、英語を英語のまま読んで理解する速読の訓練をすることで、長文読解も早く解けるようになるでしょう。

小学生におすすめの英検4級テキスト3選

小学生におすすめの英検4級テキスト3選

小学生におすすめの英検4級テキストは、以下の3つです。学習したい内容に合わせて、選んでみてください。

  • 単語対策|英検4級 でる順パス単 5訂版
  • 長文・リスニング対策|英検のプロと一緒! つきっきり英検4級
  • 問題集|英検4級 過去6回全問題集

単語対策|英検4級 でる順パス単 5訂版

「英検4級 でる順パス単 5訂版」は、英検の単語対策として定番とされるシリーズの単語帳です。英検に合格するためには、まずは語彙力が必要不可欠なため、初めて英検4級の対策をするならこの単語帳から始めてみるといいでしょう。

本書はイラストのないシンプルなデザインで、単語・意味・例文をまとめた構成になっています。音声アプリにも対応しているため、スマホやパソコンで英語を聞きながらの学習も可能です。

長文・リスニング対策|英検のプロと一緒! つきっきり英検4級

「英検のプロと一緒! つきっきり英検4級」は、家庭教師のトライと、バイリンガル英語教師の山田暢彦先生、そして英検書を出版する旺文社のノウハウを集約した一冊です。

リーディングとリスニングが全40レッスン収録されており、1回あたり10分から15分で学習できる内容になっています。

音源を聞きながら、影のように追いかけて発音する「シャドーイング」ができる教材のため、リスニング対策にもぴったりでしょう。

問題集|英検4級 過去6回全問題集

「英検4級 過去6回全問題集」は、名前のとおり過去6回分の過去問を解けるため、場数を踏んで英検の問題に慣れさせたい場合におすすめのテキストです。

解答には、出題ポイントや問題を解くうえでの考え方など、詳しい解説も掲載されているのが特徴です。わからなかった問題をそのままにすることなく、解説を読むことで、理解を深められる仕様になっています。

リスニング音声は、ダウンロードしていつでも手軽に聴けるため、リスニング対策としても使える一冊です。

小学生が英検4級に落ちた場合の原因と対策

小学生が英検4級に落ちた場合の原因と対策

英検4級は中学中級レベルのテストなので、小学生であれば落ちることもあるでしょう。不合格になる原因として考えられるのは、単語や文法の知識が足りないことや、時間配分がうまくいかなかったことなどが挙げられます。

知識不足であれば、単語を覚えなおしたり、文法に特化したテキストを活用して学習するといいでしょう。

時間配分がうまくいかなった場合は、問題形式に慣れていない可能性が高いです。過去問をたくさん解いて、設問ごとにかけるべき時間を把握できるようにするといいでしょう。

まとめ

まとめ

英検4級はリーディングとリスニングのみの試験で、合格率は6割ほどだと言われています。半分以上の小学生が合格できるレベルであり、しっかりと対策をすればあなたのお子さまも合格できるでしょう。

英検4級対策としておすすめの勉強は、以下の3つです。

  • 英語の音源を聴いてリスニング対策をする
  • 単語と熟語を暗記する
  • 長文を速読で読む

テキストを利用したり、独学や家庭学習だけでは難しい場合は、学習塾も活用してみたりするといいでしょう。

湘南ゼミナールは、小学生向けの英検3級合格講座を開講しており、合格できなければ授業料全額返金の保証もございます。合格に必要な知識やコツを丁寧に指導しているので、しっかりと合格させたい場合にはぜひ利用をご検討ください。

英検3級合格講座