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小学生の英検対策としておすすめの勉強法は?効果的に学ぶ方法も紹介

小学生の英検対策としておすすめの勉強法は?効果的に学ぶ方法も紹介

小学生の英語学習の一環として英検を受験する場合、合格するにはどのような勉強が必要なのだろうかと考えている人もいるのではないでしょうか?英検に合格するには、リーディグ・リスニング・ライティング・スピーキングの4スキルを網羅的に学習する必要があります。

そこで本記事では、小学生が英検を受験する際にやっておきたい勉強法を受験級別に紹介します。

英検3級合格講座

英検に合格するうえで必要な4つのスキル

英検に合格するうえで必要な4つのスキル

英検は、英語でコミュニケーションをとるのに必要とされる以下4つのスキルを測定する試験です。

  • リーディング:英語で書かれた文章を読んで理解するスキル
  • リスニング:話された英文を聞き取り、内容を理解するスキル
  • ライティング:自分が言いたいことを文章化するスキル
  • スピーキング:相手と英語でコミュニケーションをとるスキル

受験級によって測定する具体的なスキルの種類やレベルには違いがあるものの、合格するには上記のスキルを総合的に習得することが必要です。

【級別】英検対策として真っ先にやっておきたいことと学習のポイント

【級別】英検対策として真っ先にやっておきたいことと学習のポイント

合格するために取り組みたい具体的な勉強法を詳しく見ていきましょう。ここでは、受験級別の学習ポイントとして、以下を紹介します。

  • 【5級】単語力を強化する
  • 【4級】文法や動詞の変化を間違えないように覚える
  • 【3級】長文読解とライティングに注力する
  • 【準2級】時事問題や科学技術・ビジネス分野の知識を深める

この機会に受験級のレベルを正しく理解し、合格するための勉強に効率的に取り組むとよいでしょう。

【5級】単語力を強化する

中学初級レベルの比較的簡単な内容が出題されるのが、英検5級です。5級を受験するのは英語学習をスタートしたばかりの人が多いと考えられるため、単語力の強化に注力するとよいでしょう。

単語力が不足していると、自分が言いたいことを英語で表現することや文章を読むことは難しくなります。そのため、まずは単語を覚えるところからはじめましょう。

小学生で英検5級を受験する場合、英検用の単語帳を用意して単語学習からスタートするのがおすすめです。単語帳を購入するときは、音声教材がついているものを選び、発音と単語の意味、例文などをセットで覚えてください。

【4級】文法や動詞の変化を間違えないように覚える

英検4級は中学中級程度のレベルに該当し、小学生にとっては難しい内容やよりレベルが高い文法が出題されます。そのため、英検5級を受験するときにも取り組んだ勉強法である単語力の強化を継続しつつ、文法の学習にも注力しましょう。

英検学習用のテキストを用意し、そこに掲載されている文法や基本的な表現のルールなどを学ぶのがおすすめです。単語・文法のいずれを学習するときも、テキストに掲載された例文をセットで学んで使い方もあわせて覚えるとよいでしょう。

【3級】長文読解とライティングに注力する

英検3級では、4級までの試験内容にプラスしてライティングとスピーキングが加わります。そのため、まずは4級までの学習と同様に、単語帳を使った新出単語の学習と、テキストを使用した総合的な英語力の強化を継続しましょう。

上記に加えて、ライティング・スピーキング対策として自分の意見を表現する練習をするのがおすすめです。英検3級のライティングテストでは、特定のテーマに関する自分の意見を表明するものと、受信したメールに対する返信を書くものの2種類が出題されます。過去問などを活用し、出題形式に慣れつつ意見を表明する練習に取り組むとよいでしょう。

また、3級では長文読解の重要度も高まるため、テキストや問題集を使用して長文読解の経験を積むことも大切です。3級で出題されるレベルの文章をスラスラ読めるレベルに達することを目指しましょう。

【準2級】時事問題や科学技術・ビジネス分野の知識を深める

準2級になると高校で学習する内容が試験範囲に加わり、時事問題や科学技術などをテーマにした問題が出題されます。小学生にとってはそもそもの内容が難しく、英語力以外の部分でつまずく可能性があるため注意が必要です。

そのため、小学生で準2級に合格することを目指すのであれば、3級までの勉強法を継続しつつ、日頃から時事問題や科学技術に関する話題に触れる時間を設けることも大切です。英字新聞を読んでその感想を英語で書くなど、自分の意見を英語で表現する学習に取り組みましょう。

小学生で英検に合格するために有用な教材と使い方

小学生で英検に合格するために有用な教材と使い方

効率的に勉強して英検に合格するには、適切な教材を使用して学習に励むことが大切です。ここでは、学習に有用な教材とその使い方として、以下を紹介します。

  • 英検用の単語帳で出題範囲の単語をマスターする
  • テキストで文法を正確に学ぶ
  • 問題集を活用して出題形式に慣れる
  • スマホアプリで英語を聞く・話す機会をつくる

より効率的に学習を進めるためにも、この機会に一通りチェックしておきましょう。

英検用の単語帳で出題範囲の単語をマスターする

単語力を強化するには、英検用の単語帳を使用するのがおすすめです。受験級別の単語帳が市販されているため、1冊購入して何度も反復するとよいでしょう。なお、単語帳を購入するときは音声教材が付属しているものを選ぶのが基本です。

単語帳を使用するときは、学習するページの音声教材を聞きながら発音と単語の意味や例文を学ぶとよいでしょう。一通り学習したら、自分で学んだ単語を使って例文を作れるようになったか確認します。また、何も見ない状態で音声教材を聞き、何の単語か聞き取れるようになったかもチェックしましょう。

「単語帳に書かれている新出単語を1日1ページ覚える」のように、一定の目標を決めて学ぶのもおすすめです。

テキストで文法を正確に学ぶ

英検に合格するには正確な文法を覚えることも欠かせません。文法を覚えて使えるようになることは、英文の内容を正しく理解したり、言いたいことを誤解がないように表現したりするうえで必要なスキルです。

文法の学習では、受験級のテキストを何度も反復するのがおすすめです。具体的には、以下のような学習に取り組みましょう。

  • テキストの解説を一通り読む
  • 掲載されている例文を何度か音読して暗記する
  • 例文の単語を入れ替えて自分で文章を作成してみる
  • 問題集の練習問題を解いてみる

文法の学習には複雑な部分もあるため、例文とセットで学ぶことが大切です。

問題集を活用して出題形式に慣れる

学んだことをアウトプットする力も合格には欠かせないため、問題集に取り組む時間をきちんと確保することも大切です。受験級用の問題集が市販されているため、1冊用意してきちんと答えられるかチェックすることを忘れないようにしましょう。

問題集を購入するときは、リーディング・ライティング・リスニングのすべてを網羅しているものを選びましょう。1冊で網羅的に対応できるものを選ぶことで、より効率的に学習できます。

また、英検公式サイトで公開されている過去問を活用し、合格できるレベルに達しているか確認することも大切です。

「各単元の学習を終えたら問題集で理解度をチェックする」「本番1週間前からは過去問演習に注力する」などの方法で勉強できます。

スマホアプリで英語を聞く・話す機会をつくる

リスニング対策として、単語帳やテキストに付属している音声教材に加えてスマホアプリを使用するのがおすすめです。英語学習用のスマホアプリにはリスニングやスピーキングの練習に役立つものが多いため、ぜひ使用してみるとよいでしょう。

また、スマホアプリは短時間の学習にも有効です。食事の前後や就寝前、起床後などのちょっとした空き時間を活用して勉強に取り組む際にも使用できます。「就寝前には5分間スマホアプリで勉強する」などと決めて取り組むとよいでしょう。

ライティング・スピーキングテストに有効な勉強法

ライティング・スピーキングテストに有効な勉強法

英検3級以上ではライティング・スピーキングテストがあるため、これらに対策することも欠かせません。ライティング・スピーキングテスト対策として有効な勉強法の例は、以下のとおりです。

  • 型にあてはめて書く
  • 英語を話す時間を日頃からある程度設ける

それぞれどのように勉強できるかを詳しく解説します。

型にあてはめて書く

英検のライティングテストでは、一定のパターンで文章を作成することが求められます。意見論述が求められる問題では、以下の内容を盛り込まなければなりません。

  • 設問に対する自分の意見
  • 表明した意見をもっている2つの理由
  • 理由を補強する具体例や補足説明
  • 文章の総括

いきなり上記の構成で文章を書くのは難しいため、日頃から英文日記を書いて自分の意見を文章化することに慣れることが大切です。あわせて、ライティング用の参考書を用意して多くの例題に触れ、ポイントを押さえた文章を書けるようにトレーニングするとよいでしょう。

英文日記・例題のいずれに取り組むときも、書きっぱなしで放置しているとライティングスキルは向上しません。そのため、保護者に添削してもらったり解答例と照合したりするなど、表現力を高めるための工夫が必要です。

英語を話す時間を日頃からある程度設ける

スピーキングテストの対策として、日頃から短時間でも英語で話す時間を設けることも大切です。まずはテキストに付属している音声教材を聞きながら、読み上げられたセンテンスを同じように発音するリピートや、音声から1語~2語程度遅れて後追いするシャドーイングに取り組みましょう。リピートやシャドーイングに何度も取り組むことで、自然に発音できるようになります。

また、可能であれば短時間でも家族で英会話する時間を設けるとよいでしょう。「夕食後の1時間は英会話の時間」のように一定のルールを設けると、無理なく自然に会話スキルを高められます。

まとめ:小学生の英検対策には総合的な学習が欠かせない

まとめ:小学生の英検対策には総合的な学習が欠かせない

英検ではリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4スキルを総合的に測定します。合格するにはそれぞれのスキルを十分なレベルまで高める必要があるため、体系的な勉強が欠かせません。

受験級用の単語帳やテキストなどを使用した勉強に取り組みつつ、英文日記や英会話、スマホアプリを活用した勉強も取り入れるとよいでしょう。

より効率的に学習したいと考えている人は、ぜひ湘南ゼミナールの英検対策講座の受講を検討してみてください。湘南ゼミナールでは小学生向けに英検3級合格講座を開講しています。本講座では合格できなかった場合、授業料を全額返金する保証もあるため、小学生で英検受験を考えている人はぜひ受講してみてください。

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