湘ゼミコラム

勉強法

子どもの数学の成績をなんとかしたい!苦手な原因やおすすめの勉強法を紹介

2019.04.26

数学に苦手意識を持っていると積極的に勉強する気にならないため、「思うように子どもの成績が上がらず、なんとかしたい」と悩んでいる保護者の人も多いのではないでしょうか。今回は、子どもが持つ数学の苦手意識を克服するための勉強法などを紹介していきます。

数学の点数がなかなか取れない原因とは?

数学に対する苦手意識を克服するためには、「どうして苦手意識を持ってしまうのか」という原因を知ることが大切です。子どもが数学の点数がなかなか取れない原因は大きく分けると4つあるので、1つずつ詳しく紹介していきます。

計算ミスが多く苦手意識が根付いている

考え方や問題の解き方が合っているのに、答えを導き出す過程で計算ミスをしてしまうと不正解となってしまいます。特に、中学生以上の数学になると問題が複雑になり、正解にたどり着くまでに何度も計算を繰り返すため、そのどこか1つでも間違ってしまうと正しい答えにはなりません。その結果、「ほかの人が点を取れるのに自分は点を取れない」という状況になります。答えを間違えた原因を見てみると、ささいな計算ミスだったということは意外と多いといえるでしょう。しかし、計算方法は合っているはずなのに答えを間違ってしまったことで、自分は数学ができないと思ってしまいがちです。

解説を丸暗記して理解した気になっている

数学の問題の答え合わせをするときに大切なのは答えそのものではなく、「なぜその答えになったのか」という過程をしっかりと理解することです。解答や解説を丸暗記しても、数学の勉強においてはあまり意味がありません。丸暗記して理解した気になっていても、数学の公式の使い方が分からなければ、同じような問題が出てきたときに正しく解くことはできないでしょう。反対に、問題を解く過程がしっかりと理解できていれば、応用問題が出てきても正しい計算方法が分かります。「たくさん勉強したはずなのに、なぜか解き方が分からない」という場合には、解き方をきちんと理解できていないことが原因だと考えられます。

問題の意味を理解していない

出題方法が計算式だけならスムーズに計算できても、文章での出題になった途端に解けなくなってしまうという子どもも多い傾向です。数学の問題を解く前に文章問題の意味を理解できなければ、答えを導き出すどころか計算式を立てることもできません。問題の意味を理解できない原因の多くは読解力が足りていないことなので、数学の知識だけでなく国語力も必要です。また、テストだと制限時間があるので焦って問題を読み飛ばしてしまうことや、読み間違いによる思い込みで問題を勘違いしてしまうことなども、文章を正しく理解できない原因となります。

勉強法が間違っている

数学の勉強をさせるために参考書を購入しても、子どものレベルに合っていなければ難しいと感じてしまい、さらに苦手意識が強く根付いてしまうことになります。また、数学は小学生時代の算数からの積み重ねでできているので、どこかでつまずいていると勉強についていくことができません。基礎固めができていないまま応用問題に取り組んでも問題を解くことができず、どんどん苦手だと感じるようになります。

1つの解けない問題に悩んで時間をかけすぎてしまう子どもが多いですが、それは効率的な勉強方法ではありません。分からないまま考えるよりも、解説を読んで解き方をしっかりと理解し、その類題をもう一度解くほうが身につきます。悩む時間が長いと勉強そのものがいやになってきて、数学が苦手になる子も多いのです。また、一度解説を読んだだけ理解した気になって解きなおしせず放っておくと、身についていないので問題をうまく解けないことがあります。

参考にしよう!苦手意識を克服する数学の勉強法について

数学に苦手意識を持ってしまう原因が分かったところで、次は苦手意識を克服する数学の勉強法を紹介していきます。ほかの教科と数学では勉強方法が違う点も多いので、正しい勉強方法を選ぶことが必要です。

参考書は1つに絞り反復で問題を解く

教科によっては、たくさんの参考書を解いて学習したほうがいい場合もあります。しかし、数学の勉強においては参考書を何冊も用意せずに、まずは基礎がしっかりと学べる参考書を1冊選ぶことから始めましょう。1冊に絞ったらほかの参考書に手を出さず、選んだ参考書を完璧にできるまで何度も反復で問題を解いていきます。

1周目が終わったところで、子どもは自分の得意な問題や苦手とする問題の傾向がある程度分かってくるはずです。2周目以降はできなかった問題だけを繰り返していき、苦手な問題だけを理解するまで解いていきます。参考書の8~9割ほどを間違えずに解けるようになってきたら、少しだけレベルを上げた次の参考書にチャレンジしていきましょう。1冊クリアするごとに達成感や自信を得ることができるので、苦手意識の克服へと近づいていきます。

解けない問題は原因を突き止める

参考書で勉強するなかで解けない問題が出てきたときには、しっかりとその原因を突き止めることが大切です。原因を突き止めるときには、「なぜ解けないのか」「どの公式を使うべきなのか」など、まずは自分で考えるクセをつけさせましょう。しかし、いつまでも1つの問題で悩んでいては先へ進まないので、考える時間を決めておき、その時間内で分からなかったら解説を見るようにします。解説をよく読み、自身の答案と照らし合わせて、どの部分が分かっていなかったかを明確にしておくことが必要です。

明確な目的意識を持って問題に取り組む

数学の勉強をするときに、ただ問題を解いているだけだと本当に理解することはできないので、勉強の効率はとても悪くなります。そのため、「この公式について理解するために、この問題を解いている」というように、明確な目的意識を持って勉強することが大切になってきます。数学に苦手意識を持っている子どもの多くは、目的意識を持たずにただ問題を解いてしまう傾向にあるので、まずは意識から変えていきましょう。

子どもに数学を教えるときに親が意識したい4つのポイントとは?

子どもに数学を教えるときに親が間違った対応をしてしまうと、数学への苦手意識が強くなってしまうこともあります。そうならないためにも、子どもと一緒に勉強するうえで、親が意識しておくべきポイントについて紹介していきます。

問題を間違えても子どもを否定しない

自宅で勉強しているときや学校の定期テストなどで、子どもが数学の問題を間違えてしまうこともあります。しかし、子どもを叱ったり否定したりするなど、子どものミスを責めるようなことをしてしまわないように気をつけましょう。子どもは叱られたことでやる気を失ってしまい、数学が嫌いになってしまう可能性もあります。そのため、ミスしたことを責めるのではなく、「なぜ正しく解けなかったのか」を子どもと一緒に考えることが大切です。また、問題が解けたときには、しっかりと褒めることで子どもに自信をつけさせ、少しずつ苦手意識がなくなるようにしていきましょう。

子どもの数学の学力レベルと学習ペースを把握する

数学に対する苦手意識を克服させたいからといって、子どもの学力や学習ペースを無視してたくさんの参考書を与えたり、難しい問題を解かせようとしたりするのは逆効果です。子どものレベルに合わない難しい問題では解くことができず、ますます苦手意識が強くなってしまうでしょう。数学の勉強をスムーズに進めていくためには、常に親が子どもの学力レベルや学習ペースを把握しておくことが大切です。子どもの学習状況を正確に把握するためには、「今日はこの問題ができた」というようにノートなどにメモをとっておきましょう。次回勉強を教えるときにもメモを参考にすれば、親も子どもも学習状況が分かりやすくなります。

すぐに答えを提示せず自分の頭で考えさせる

数学の勉強をするうえで重要なのは、自分で考える力を養うことです。子どもが数学の問題を解き間違えたとき、つい親はすぐに答えを提示したり、解き方を教えたりしてしまいがちですが、それでは自分で考える力が身につきません。そのため、すぐに答えを提示するのではなく、子どもに質問を投げかけながら、自分の頭で考えさせるようにすることが大切です。どうしても問題が解けなくて次に進めない場合は、答えではなくヒントを出したり、解き方のポイントを説明してあげたりしてサポートしましょう。

親が教えきれない部分は塾でカバーする

小学校の算数なら分かっても、中学生以上の数学となると問題も複雑で難しくなってくるため、親でも分かりやすく教えられないこともあります。また、問題の答えは1つでも解き方にいくつかのパターンが存在する場合もあり、どの方法で教えたらいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。正しい解き方でないと計算スピードが遅くなってしまったり、応用が利かなくなってしまったりする可能性があるため、適当に教えるわけにはいきません。親が教えきれない箇所に関しては参考書やノートにチェックをしておき、子どもが塾で講師に質問できるようにするなどしてカバーしましょう。

子どもの数学の成績向上のための塾の選び方とは?

子どもの数学に対する苦手意識を克服するためには、どのような塾を選ぶかが重要になってきます。塾によって特徴はさまざまなので、ここでは数学に対する苦手意識の克服を目的とした塾の選び方について紹介していきます。

子ども一人ひとりの理解度や学力を意識した体制が整っているか

学習塾は、学校よりも授業のスピードが速いところが多いです。数学が苦手な子どもの場合、塾に通っても授業についていけない可能性があります。特に集団塾の場合には、ほかの生徒と一緒に受講するため、分からないところがあっても講師に質問する機会が取れないことも多いでしょう。数学では少しでも分からない部分があると、先に進むことが難しくなってしまいます。そのため、集団塾であっても個別指導コースがあるかどうかなど、子どもの理解度や学力に合わせて授業を進めてくれるような体制が整っているかを確認しておくことが必要です。

実績は豊富か

子どもを塾に通わせる目的として、受験対策を考えている親も多いでしょう。塾での合格実績は、講師のレベルやカリキュラムの充実度をはかる1つの指標になります。合格実績が豊富なほど、子どもの成績を伸ばすための工夫をしていると判断できるため、塾の実績も確認しておきましょう。特に志望校が決まっているのなら、その学校への合格実績がどのくらいあるかは重要なポイントです。

数学を勉強をするなら湘南ゼミナールがおすすめ!理由は?

数学に対する苦手意識を克服するための塾を探しているなら、湘南ゼミナールがおすすめです。湘南ゼミナールが子どもの数学苦手を克服するのに向いている塾である理由について解説していきます。

個別指導コースがあり子どもの学力に合わせた勉強ができる

数学を学習するうえで大切なことは、子ども一人ひとりの学習状況に合わせて勉強を進めていくことです。湘南ゼミナールなら集団での授業方式のほかにも個別指導コースも用意されているので、授業についていけなってしまう心配がありません。数学に苦手意識を持っていて理解スピードが遅い子どもでも、子どものペースに合わせて学習ができる点がメリットです。湘南ゼミナールの個別指導コースは、講師1人に対して生徒は1人か2人なので、分からないところがあったときにも周囲に気兼ねすることなく質問できます。また、集団と個別の併用もできるので、「得意な教科は集団で、苦手な数学は個別」といった方法にすることも可能です。

口コミの評価が高く安心できる

塾選びの判断基準の1つとして、口コミの評価の高さも重要な要素です。カリキュラムが充実しているように見えても、「実際のところはどうなのか」というのは、その塾に通ったことのある生徒や保護者にしか分かりません。インターネットなどで調べればすぐに口コミによる塾の評価を知ることもできますが、周囲に塾に通っている人がいれば、よりリアルな意見が得られます。湘南ゼミナールは学習体制が数学の苦手克服に向いているだけでなく、実際に塾に通っていた人の口コミ評価も高いため安心して子どもを通わせることができるでしょう。

オリジナルの授業方式を行っている

湘南ゼミナールでは、すべての講師が「QE授業」というオリジナルの授業方式を導入しています。一般的な塾のイメージとして、講師の講義をひたすら聞くような授業を想像する人も多いのではないでしょうか。それに対して、QEは子どもに自分の頭で考えてもらうことを通じて、物事の原理原則を深く理解することを目的とした授業方式です。自分で考える力が身につくことで、ただテストの成績を上げるだけの表面的な学力ではなく、どんなことにも応用できる「自分自身の力」を得られます。自分の頭で考える力を養える「QE授業」は、数学の苦手意識克服にとても適した授業方式であるといえるでしょう。

子どもの数学の成績を上げたいなら湘南ゼミナールを検討しよう!

子どもの数学の成績を上げたいのなら、苦手意識を克服できるような正しい勉強法を行う必要があります。数学を学ぶうえ大切なのは公式などを暗記することではなく、問題の解き方をしっかりと理解することです。そのためには、理解できるまで繰り返し問題を解くことが重要です。もし、家庭での学習方法に限界を感じているのなら、個別指導を行っている湘南ゼミナールの資料請求をしてみてはいかがでしょうか。