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学習塾の選び方

塾の夏期講習とは?小中高の学年別に日数・時間・内容・費用を解説

24年度夏期講習の無料体験受付中!

「子どもを学習塾の夏期講習に通わせようかな?」と思っている親御様の中には、以下のような疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

・夏期講習って、そもそもどんな内容をやるのかな?
・夏期講習って、だいたい何日ぐらい通うの?
・夏期講習って、1日何時間授業するのだろう?

特に、これまで塾に通わせたことがないご家庭だと、夏期講習がどのようなものなのかイメージしにくいかもしれません。

そこで、今回は、初めて通わせるという方にもわかりやすいよう、学習塾の夏期講習の概要を小学校・中学校・高校の学年ごとに詳しく解説していきます。

以下は、それぞれの概要を表にまとめたものです。本文では学年ごとにより詳しく解説しています。

【小学生向けの夏期講習の概要】

学年日数・時間教科費用
小学1〜2年生4日間×
100分〜120分程度
国語・算数など
2教科が多い
2万円〜3万円程度
小学3年生4日間と短いものから
8日間・12日間なども
2教科がメインだが
4科目も登場する
2万円(4日程度)〜5万円程度(8日・12日など)
小学4年生16日間〜17日間
170分〜200分などが多い
4科目(国語・算数・社会・理科)9万円程度(短いものは3万円〜4万円程度)
小学5年生16日間〜20日間
4時間〜6時間などが多い
4科目(国語・算数・社会・理科)受験する場合
12万円〜16万円程度がメイン
小学6年生16日間〜24日間
5時間〜7時間などが多い
4科目(国語・算数・社会・理科)受験する場合
13万円〜23万円程度がメイン

【中学生向けの夏期講習の概要】

学年高校受験する生徒さん向け高校受験しない生徒さん向け
中学1年生日程:12日〜15日/1日5時間など
教科:3教科または5教科
費用:5.5万円~8万円程度
日程:3日〜5日/1日2~3時間など
教科:3教科が多い
費用:2万円~4万円程度がメイン
中学2年生日程:10日〜15日/1日5時間など
教科:3教科または5教科
費用:5.5万円~10万円程度
日程:3日〜5日/1日2~3時間など
教科:3教科が多い
費用:2万円程度がメイン
中学3年生日程:20日/1日5時間など
教科:3教科または5教科
費用:10万円~20万円程度
(個人塾は7~8万円程度)
日程:5日/1日2~3時間など
教科:3教科が多い
費用:2万円~4万円程度がメイン

【高校生向けの夏期講習の概要】

学年大学受験する生徒さん向け
高校1年生・受講する講座数によって、価格が変わる
・日程や教科も、受講する講座による
・3~4講座取る場合は、6万円~10万円程度が相場
・7講座取る場合は、19万円程度が相場
高校2年生・受講する講座数によって、価格が変わる
・日程や教科も、受講する講座による
・4~5講座取る場合は、8万円~13万円程度が相場
・7講座取る場合は、14万円~19万円程度が相場
高校3年生・受講する講座数によって、価格が変わる
・日程や教科も、受講する講座による
・4~6講座取る場合は、12万円~16万円程度が相場
・9講座取る場合は、18万円~24万円程度が相場

実際に夏期講習の詳細をホームページで公開している学習塾の情報をまとめているので、具体的にイメージできるはずです。

夏期講習がどういうものなのか、何の目的で通うのか、日程・授業時間・費用など一般的な夏期講習の概要を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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1. 学習塾の夏期講習とは

学習塾の「夏期講習」とは、7月〜8月で学校がお休みになる夏休みを利用して、集中的に学習を進める「特別講座」のことです。通常の塾のクラスとは別に開催されることが一般的です。

いつも塾に通っている方がプラスで通えるだけでなく、いつもは塾に行っていない人が「夏期講習だけ」を受講することも可能です。夏期講習が良ければそのまま通っても良いですし、夏期講習が終了とともに通わなくなってもOKです。

夏期講習といっても、小学校・中学校・高校の学年ごとや、通っている学校の属性、受験の有無、目的の違いによって、内容や費用はかなり変わります。

例えば、
◯小学1年生の夏期講習は、4日間開催、費用は2万円〜3万円程度

◯小学6年生の夏期講習は、受験をするかしないかで、内容や費用がかなり違う
・受験する小学6年生は、16日〜20日間かけて、12万円〜16万円程度かかる
・受験しない小学6年生は、8日〜12間程度で、2万円〜4万円程度

◯中学生の夏期講習も、受験をするかしないかで、内容や費用がかなり違う
・受験する中学3年生は、20日程度で、15万円〜20万円程度
・受験しない中学3年生は、5日数度で、2万円〜4万円程度

◯高校生の夏期講習はすべて受験対策だが、必要なコマ数が人によって異なる
・人によって異なるが、受講するコマ数によって6万円〜16万円程度が相場となる

上記のように、ひとくちに「夏期講習」といっても学年や目的によって、内容も価格もかなり異なります。

2章では「小学生の夏期講習」について、3章では「中学生の夏期講習」について、4章では「高校生の夏期講習」について、学年ごとに内容や日数、費用をまとめて紹介していきます。

2.【小学生】塾の夏期講習の日数・時間・内容・費用を学年別に紹介
3.【中学生】塾の夏期講習の日数・時間・内容・費用を学年別に紹介
4.【高校生】塾の夏期講習の日数・時間・内容・費用を学年別に紹介

必要に応じてリンクをクリックして、必要な箇所からお読みください。

2.【小学生】塾の夏期講習の日数・時間・内容・費用を学年別に紹介

2章では、小学生が通う塾の夏期講習について、学年ごとに日数・時間や教科数、費用、内容をまとめて紹介します。

学年ごとにかなり異なるので、ぜひ参考にしてください。

2-1. 小学1〜2年生の夏期講習の日数・時間・費用・内容

小学生の低学年(小学1〜2年生)はまだ学習塾に通わせる家庭が少ないこともあり、学習塾側も特別に「夏期講習」を設定していない塾がほとんどです。

小学1〜2年生のお子様に塾の夏期講習に通わせる目的としては、以下のようなものが多いでしょう。

小学1〜2年生の夏期講習の主な目的

・1学期の復習やスタートダッシュをかけるため
・学習習慣を付けさせるきっかけにするため
・学ぶ楽しさを実感してもらうきっかけにするため
・中学受験を見据えて、早めにコツコツ学ばせるため

夏期講習がある塾でも、日数は4日間程度で、国語・算数のみというライトな内容が多い印象です。費用も数万円程度など、通いやすい価格設定の学習塾が多いでしょう。

【小学1〜2年生の夏期講習の日数・時間・教科・費用】

日数・時間「4日間」×「1日100分〜120分程度」が多い
教科国語・算数など2教科が多い
費用2万円〜3万円程度

夏期講習の内容(国語・算数)は、まだ年齢が小さいこともあり、パズル感覚で楽しく学べる工夫がされています。

【小学1〜2年生の夏期講習の内容の一例】

国語・物語文読解(主語・述語)
・漢字
・俳句作り
・ことわざ
・反対語・同音異義語
など
算数・マッチぼうパズルに挑戦
・時計の読み方
・何番目か数えてみよう
・絵に描いて考えよう
・図形を転がす・立体図形
・さいころパズル

※学習塾によって、学習内容はかなり異なります。詳しくは問い合わせてみましょう。

夏休みを楽しく過ごせるイベント感覚で通わせたり、勉強の楽しさを伝えたり、学習塾の雰囲気に慣れさせるために受講させたりと、いろいろな目的で活用できるでしょう。

2-2. 小学3年生の夏期講習の日数・時間・費用・内容

小学3年生の夏期講習は、まだ特別にクラスとして用意していない塾も多いですが、1〜2年生より塾の数も増えて選択肢が広がります。

小学3年生のお子様に塾の夏期講習に通わせる目的としては、以下のようなものが多いでしょう。

小学3年生の夏期講習の主な目的

・1学期の復習やスタートダッシュをかけるため
・授業に遅れがちな子どもに、しっかり学習習慣を付けさせるため
・そろそろ塾に通うことも視野に入れて、通塾のきっかけにするため
・中学受験を見据えて、早めにコツコツ学ばせるため

日数が4日間程度の塾もあれば、8日間や12日間など長い日程で開催する学習塾もあります。長い日程で設定している夏期講習は、「中学受験」を目的として開催されています。

【小学3年生の夏期講習の日数・時間・教科・費用】

日数・時間4日間と短い夏期講習もあれば、8日間・12日間など長い夏期講習も登場する
教科国語・算数など2教科の夏期講習がメインだが、4科目(理科・社会含む)の夏期講習も登場する
費用2万円(4日程度)〜5万円程度(8日・12日など)

夏期講習のカリキュラム内容の例を以下にまとめてみました。

【小学3年生の夏期講習の内容】

国語・物語文(主語・述語)
・説明文
・読書感想文
・四字熟語
・故事成語・対義語・類義語
・慣用句
・漢字(部首)
など
算数・計算
・図形(見取り図)・グラフ
・文章題(条件整理と推理)
・和差算と分配算
・植木算
・三角形の性質と角度
・円と球
・立方体の展開図・切断面
など
社会・各地の自然・歴史にふれよう
など
理科・食卓にならぶ生物
・いろいろな植物・昆虫
・いろいろな岩石
・水と水溶液
など

まだ低学年ということもあり、自ら学ぶ楽しさを知るような学習内容にしている塾がほとんどです。

勉強の楽しさを実感してもらい、学習習慣の定着を目指したい方は、ぜひ早い段階から夏期講習を活用してみてはいかがでしょうか。

2-3. 小学4年生の夏期講習の日数・時間・費用・内容

小学4年生になるともう高学年なので、夏期講習を設定する学習塾が増えてきます。ただし、中学校を受験するか受験しないかによって、日数やカリキュラム、費用にかなり差が出てくる印象です。

小学4年生のお子様に塾の夏期講習に通わせる目的としては、以下のようなものが多いでしょう。

小学4年生の夏期講習の主な目的

・中学受験を見据えて、そろそろ本格的に受験勉強をスタートさせるため
・そろそろ塾に通うことも視野に入れて、通塾のきっかけにするため
・授業に遅れがちな子どもに、しっかり学習習慣を付けさせるため

【小学4年生の夏期講習の日数・時間・教科・費用】

日数16日間〜17日間など
1日の授業時間170分〜200分など
教科4科目(国語・算数・社会・理科)
費用9万円程度(短い日程の場合には3万円〜4万円程度)

夏期講習のカリキュラム内容の例を以下にまとめてみました。

【小学4年生の夏期講習の内容の一例】

国語・説明文・論説文
・物語・小説の読み取り
・比喩表現
・文章の要約
・同音異字・同音異義語
・敬語
・慣用句・ことわざ
・名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞
など
算数・約数・倍数
・小数のかけ算とわり算
・分数のたし算とひき算、かけ算とわり算
・図形(およその数、ならべ方)
・つるかめ算
・直方体と立方体
・空間内での直線や平面の位置関係
社会・日本の特色ある地域の比較
・地図の見方
・日本の国土
など
理科・光の進み方
・星座の1日(1年)の動き
・物(水や空気)のあたたまり方
・植物の成長・つくりとはたらき
・電気のはたらき
・季節と生物、ヒトのからだ
など

※学習塾によって、学習内容はかなり異なります。詳しくは問い合わせてみましょう。

中学受験をする小学4年生にとって、小学4年生は重要な学年となります。受験に必要な基礎基本が凝縮されている学年だからです。夏期講習をしっかり受講して、基礎をしっかり身に付けましょう。

2-4. 小学5年生の夏期講習の日数・時間・費用・内容

小学5年生は、中学受験するお子様にとって夏期講習は、集中して勉強に取り組める重要な機会となります。

小学5年生のお子様に塾の夏期講習に通わせる目的としては、以下のようなものが多いでしょう。

小学5年生の夏期講習の主な目的

・翌年の中学受験に向けて、集中的に受験勉強に取り組むため
・塾に通うことも視野に入れて、通塾のきっかけにするため

4科目を16日間〜20日間などでじっくり学ぶ夏期講習がほとんどで、1日の授業時間も4時間〜6時間など長めになります。その分、受講費用も12万円〜16万円など結構かかります。

【小学5年生の夏期講習の日数・時間・教科・費用】

日数16日間〜20日間など
1日の授業時間4時間〜6時間程度
教科4科目(国語・算数・社会・理科)
費用受験する場合、12万円〜16万円程度

夏期講習のカリキュラム内容の例を以下にまとめてみました。

【小学5年生の夏期講習の内容の一例(私立・国立中学受験が目的の場合)】

国語・名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞
・三字の熟語・四字の熟語
・同音異字・同音異義語
・同訓異字
・主語・述語・修飾語・接続関係
・類義語・対義語
・外来語
・敬語・ことわざ
・作文添削、読解力
など
算数・比の表し方
・相似
・素因数分解
・物体をしずめる問題
・比例式と逆比
・底辺の比と面積比
・通過算と時計算
・流水算
・円やおうぎ形のまわりの長さ、柱体
など
社会・地理の学習(産業ごと、地方ごと)
・日本と世界の結びつき
・歴史の導入(人物、時代・年代の区別)
など
理科・植物のつくりとはたらき
・月の満ち欠け
・地球
・物の燃焼
・電流と抵抗
・てんびんとばね
・季節と生物
・地層
・気象
・消化と吸収
・水溶液の濃さ
・実験器具
など

※学習塾によって、学習内容はかなり異なります。詳しくは問い合わせてみましょう。

小学5年生の2学期からは学習内容が一気に濃密になり、難しくなります。学校で習ったことを復習するとともに、受験に向けた応用力も磨いていきます。

夏休みを利用して基礎・応用力をステップアップしたい方は、ぜひ夏期講習をきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

2-5. 小学6年生の夏期講習の日数・時間・費用・内容

小学6年生の夏期講習は、中学受験を控えた大切な時期なので、かなり日数も時間もかけてじっくり学習するものがほとんどです。

小学6年生のお子様に塾の夏期講習に通わせる目的としては、以下のようなものが多いでしょう。

学6年生の夏期講習の主な目的

・中学受験の直前なので、日数も時間もかけて集中的に受験勉強に取り組むため

日数は16日〜24日間、授業時間も1日5時間〜7時間など集中的に学びます。夏期講習にプラスして「特訓授業」「夏期特別講座」をプラスで受けられる学習塾もあります。

【小学6年生の夏期講習(私立・国立受験を想定)の日数・時間・教科・費用】

日数16日間〜24日間など
1日の授業時間5時間〜7時間程度
教科4科目(国語・算数・社会・理科)
費用受験する場合、13万円〜23万円程度

夏期講習のカリキュラム内容の例を以下にまとめてみました。

【小学6年生の夏期講習(私立・国立受験を想定)の内容の一例】

国語・文章読解の基礎と実践問題
・記述問題の演習
・物語・小説
・説明文・論説文
・随筆文・手紙文
・漢字の部首・画数・筆順
・特別な読みの言葉
・表現技法、暦の知識、敬語
・詩・短歌・俳句
など
算数・基本事項の最終確認と完全習得
・最新の入試問題を用いた総復習
など
社会・地理(国土と地図、農林水産業、工業・資源・環境、交通・貿易)
・歴史(政治史、外交史、社会・経済史、文化・人物史)
・公民(憲法と三権、国際社会)
・時事問題
など
理科・4分野(生物・物理・化学・地学)の基本事項と実践演習
・電気・水溶液について重点的に演習

※学習塾によって、学習内容はかなり異なります。詳しくは問い合わせてみましょう。

受験に向けて、頻出問題や苦手のお子様が多い分野を中心に学習できます。中学受験を控えていない方も、勉強レベルが高くなる中学生に備えて、夏期講習を受講してみてはいかがでしょうか。

3.【中学生】塾の夏期講習の日数・時間・内容・費用を学年別に紹介

ここからは中学生向けの夏期講習について、日数や時間、内容、費用まで、学年別にまとめて解説していきます。

3-1. 中学1年生の夏期講習の日数・時間・費用・内容

中学1年生の夏期講習は、高校受験対策がメインとはなりますが、高校受験しない中高一貫校の生徒さん向けのものもあり、内容や費用がかなり異なります。

中学1年生のお子様に塾の夏期講習に通わせる目的としては、以下のようなものが多いでしょう。

中学1年生の夏期講習の主な目的

・高校受験する場合は、早めに受験対策するため
(または学習習慣がついていないお子様にやる気を出してもらうため)
・高校受験しない場合は、その先の大学受験に向けてしっかり基礎を築くため

【中学1年生の夏期講習の日数・時間・教科・費用】

高校受験する生徒さん向け高校受験しない生徒さん向け
日数12日〜15日など3日~5日など
(16日間など長いものもある)
1日の授業時間5時間など2時間〜3時間程度
教科3教科または5教科3教科のところが多い
費用3教科:5.5万円程度
5教科:7万円〜8万円程度
2万円〜4万円程度
(期間が長い場合は6万円〜10万円など)

夏期講習のカリキュラム内容の例を以下にまとめてみました。

【中学1年生の夏期講習(高校受験対策)の内容の一例】

英語・時制(現在・過去)
・品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞)
・疑問詞・疑問文
など
数学・比例・反比例の基礎
・点と座標
・比例・反比例の利用
など
国語・論説文
・随筆文
・小説文
・韻文
・古文
・文法
など
理科・生物の観察と分類
・身のまわりの物質
など
社会・歴史(古代文明)
・世界地理(気候の理解、農作物、地域別演習)
など

※学習塾によって、学習内容はかなり異なります。詳しくは問い合わせてみましょう。

高校受験を目指している方も、その先の難関大学受験を目指している方も、早めに夏期講習をスタートして周りと差を付けてはいかがでしょうか

3-2. 中学2年生の夏期講習の日数・時間・費用・内容

中学2年生の夏期講習は、高校受験をする方にとっては受験の前年であり重要です。高校受験しない中高一貫校の生徒さんも、大学受験に向けてそろそろ本気を出したい大切な時期となります。

中学2年生のお子様に塾の夏期講習に通わせる目的としては、以下のようなものが多いでしょう。

中学2年生の夏期講習の主な目的

・高校受験する場合は、翌年の受験に向けて本格的に集中して受験対策するため
・高校受験しない場合は、その先の大学受験に向けて着実に成績を伸ばすため

高校受験対策か、それとも中高一貫校生向けの内容かによって、以下のような日数や費用の違いがあります。

【中学2年生の夏期講習の日数・時間・教科・費用】

高校受験する生徒さん向け高校受験しない生徒さん向け
日数10日〜15日など3日~5日など
(15日など長いものもある)
1日の授業時間5時間など2時間〜3時間程度
教科3教科または5教科3教科のところが多い
費用3教科:5.5万円〜8万円程度
5教科:10万円程度
2万円程度
(期間が長い場合は6万円〜10万円など)

カリキュラムは高校受験をするかしないかによって大きく変わりますが、以下に、高校受験する場合の夏期講習の例をまとめてみました。

【中学2年生の夏期講習(高校受験対策)の内容の一例】

英語・受動態
・名詞・冠詞・代名詞
・形容詞・副詞・感嘆文
・比較
・不定詞・動名詞
・不定詞(構文)
・接続詞・前置詞
・現在完了
など
数学・文章題(比・ニュートン算)
・図形と角(平行線と角、多角形の角、合同な図形、直角三角形、平行四辺形)
・座標幾何(媒介変数、三角形の2等分、四角形の2等分、等積変形)
・円の基本定理
など
国語・説明的文章
・文学的文章
・韻文
・古文
・文法
など
理科・中1内容の演習と発展学習
・化学変化と原子・分子
・生物のからだのつくりとはたらき
など
社会・世界地理・日本地理
・安土桃山時代までの復習
・近世の復習
など

※学習塾によって、学習内容はかなり異なります。詳しくは問い合わせてみましょう。

高校受験を目指している方は特に、中学2年生の夏は集中的に勉強できる大きなチャンスです。夏期講習をきっかけに、学力をしっかり伸ばしましょう。

3-3. 中学3年生の夏期講習の日数・時間・費用・内容

中学3年生の夏期講習は、高校受験をする方にとっては直前期です。できれば、しっかりと日数を取って夏期講習を受講しましょう。

中学3年生のお子様に塾の夏期講習に通わせる目的としては、以下のようなものが多いでしょう。

中学3年生の夏期講習の主な目的

・高校受験する場合は、受験の年なので集中して受験対策するため
・高校受験しない場合は、その先の大学受験に向けて着実に成績を伸ばすため

高校受験をするかしないかによって、中学3年生の夏期講習は以下のような日数や費用の違いがあります。

【中学3年生の夏期講習の日数・時間・教科・費用】

高校受験する生徒さん向け高校受験しない生徒さん向け
日数20日程度5日程度
(15日など長いものもある)
1日の授業時間5時間など長いものが多い2時間〜3時間程度
教科3教科または5教科3教科のところが多い
費用3教科:10万円〜15万円程度
5教科:15万円〜20万円程度
(個人塾の場合は7〜8万円程度)
2万円〜4万円程度
(期間が長い場合は6万円〜10万円など)

夏期講習の内容は高校受験の有無によっても変わりますが、以下に、高校受験する場合の夏期講習の例をまとめてみました。

【中学3年生の夏期講習(高校受験対策)の内容の一例】

英語・入試模試や過去問を通じた弱点補強
・長文読解(It構文、関係詞、文型、不定詞・動名詞、分詞・分詞構文、話法、接続詞・前置詞、比較・受動態)
など
数学・入試過去問などを題材として、入試傾向を踏まえた実践的な演習
・整数の性質
・平面図形
・確率
・文章題
・座標幾何
など
国語・入試過去問を解くことによる対応力アップ
・説明的文章・文学的文章・韻文・古文・文法
など
理科・高校入試で求められる問題読解力、情報処理力、問題解決力の向上
・天体の1日の動きと地球の自転
・太陽系と宇宙の広がり
・生物のつながり
・土の中の生物のはたらき
・エネルギー資源と物質
・自然と人間
・科学技術と人間
など
社会過去問演習を通じた地理・歴史・公民の知識の整理、実践力アップ
など

※学習塾によって、学習内容はかなり異なります。詳しくは各塾に問い合わせてください。

夏休みを利用した高校受験直前期の夏期講習は、とても重要です。積極的に活用しましょう。

4.【高校生】塾の夏期講習の日数・時間・内容・費用を学年別に紹介

ここからは、高校生が通う学習塾の夏期講習について、日数や1日の学習時間、費用、内容まで学年ごとにまとめて紹介していきます。

高校生が塾の夏期講習に通う目的は、大学受験に向けた目的一択です。

一般入試の試験対策が主ですが、選択できる講座の中に「総合型選抜(AO入試)対策」や「小論文対策」があるため、学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(AO入試)の入試方式で受験する方が通うケースもあるでしょう。

高校生の夏期講習の主な目的

・大学受験(主に一般入試)
・総合型選抜(AO入試)対策や小論文対策の講座を選択受講できる夏期講習もある

高校生向けの夏期講習は、大学受験で目指す大学の難易度や現在の習熟度などによって、自分で必要なコマ数を決めて習得していく形になります。

大手予備校の場合、「1講座」という最小単位の講座がいくつも開催されており、自分で取りたい講座を選んで組み合わせていきます。

通い方が小学校・中学校と異なるので、注意して読み進めて行ってください。

4-1. 高校1年生の夏期講習の日数・時間・費用・内容

高校1年生の夏期講習は、目標大学のレベルや習熟度によって異なりますが、3講座・4講座ぐらいを受講することが多く、費用は6万円〜10万円程度が一般的です。

ただし、これは人によってかなり異なり、学習が足りていない方は7講座取る場合もありますし、足りていれば取らないという選択もできます。

【高校1年生の夏期講習の日数・時間・教科・費用】

3講座・4講座取る場合7講座取る場合
総授業時間合計22.5時間~30時間(コマ数も塾による)合計52.5時間~70時間(コマ数も塾による)
教科3教科(英語・数学・国語)
または4教科(英語・数学・国語・理科)
費用6万円〜10万円程度19万円程度

同じ高校1年生向けの夏期講習でも、大学のレベルが東大や医学部など最難関なのか、国公立なのか、私立なのかによって、学ぶ内容は異なります。

以下はあくまで例ですが、実際の高校1年生向けの夏期講習の学習内容の一例を記載します。

【高校1年生の夏期講習の内容の一例】

英語・長文読解
・動詞・準動詞構造
・助動詞・動詞の語法・受動態
・英作文
・英文法
・リスニング
など
数学・数学Ⅰ:三角比、二次関数・・数学Ⅰ:三角比、二次関数
・数学A:場合の数、確率、二次関数
など
国語・現代文:論説文の読解、構造的読解、記述答案の作成
・古文:助動詞、文法事項の復習
・漢文:句法の復習
など
理科・物理基礎
・化学基礎
・生物基礎
など

※学習塾によって、学習内容はかなり異なります。詳しくは各塾に問い合わせてください。

難関大学を目指す方にとって、勉強時間を多く取れる夏休みはとても貴重なものです。高校1年生の夏期講習で基礎力を固めるつもりで計画的に夏期講習を履修しましょう。

4-2. 高校2年生の夏期講習の日数・時間・費用・内容

高校2年生の夏期講習は、目標大学のレベルや学習塾によって異なりますが、4講座〜5講座で費用は8万円〜13万円程度が一般的です。

学習塾によって異なりますが、最大7講座など取れる塾もあるので、必要に応じて講座数を選択しましょう。

【高校2年生の夏期講習の日数・時間・教科・費用】

4講座〜5講座取る場合7講座取る場合
総授業時間合計30時間~50時間程度
コマ数も塾による)
合計52.5時間~70時間
(コマ数も塾による)
教科英語・数学・国語・理科・地歴など(塾による)
費用8万円〜13万円程度14万円〜19万円程度

同じ高校2年生向けの夏期講習でも、大学のレベルが東大や医学部など最難関なのか、国公立なのか、私大なのかによって、学ぶ内容は異なります。

以下はあくまで例ですが、実際の高校2年生向けの夏期講習の学習内容の一例を記載します。

【高校2年生の夏期講習の内容の一例】

英語・語彙・精読・トピック別読解・要約
・語の拡張・英作文演習
・長文総合問題演習
・時制・準動詞
・リーディング、ライティング、リスニング対策
・熟語・イディオム
など
数学・数学Ⅱ:三角関数
・数学Ⅲ:極限
・数学AB:場合の数・確率
・数学C:ベクトル演習
など
国語・現代文:論説文の読解、記述的解法
・古文:日記、総合的な読解力の養成
・漢文:史伝、読解法
など
理科・物理:力学
・化学:電池・電気分解、溶解度、希薄溶液の性質、コロイド、結晶
・生物:遺伝の法則、分類
・地学基礎
など
社会・日本史:鎌倉幕府の成立~滅亡、鎌倉文化、重要通史、古代・中世史・近世史
・世界史:中世ヨーロッパ社会の成立と展開、現代史
・地理:農業、地誌問題の攻略
・国際政治・国際経済分野
など
その他・論文、医系論文、総合型選抜(AO入試)対策など

※学習塾によって、学習内容はかなり異なります。詳しくは各塾に問い合わせてください。

基礎力を定着させて応用力も伸ばすために、高校2年生の夏期講習はとても重要です。自分なりにカスタマイズして自分に合った夏期講習を受講しましょう。

4-3. 高校3年生の夏期講習の日数・時間・費用・内容

大学受験の直前期となる高校3年生の夏期講習は、目標大学のレベルや学習塾によって異なりますが、4講座〜6講座で費用は8万円〜16万円程度が一般的です。

学習塾によって異なりますが、最大9講座など取れる塾もあるので、必要に応じて講座数を選択しましょう。

【高校3年生の夏期講習の日数・時間・教科・費用】

4講座〜6講座取る場合9講座取る場合
総授業時間合計30時間~60時間程度
(塾による)
合計67.5時間~90時間
(塾による)
教科英語・数学・国語・理科・地歴・経済・
論文対策・総合型選抜(AO入試)対策など
費用12万円〜16万円程度18万円〜24万円程度

東大や医学部など最難関大学を受けるのか、国公立大学か私大なのかによって、受講する授業内容は異なります。

以下はあくまで例ですが、実際にある高校3年生向けの夏期講習の学習内容の一例を記載します。

【高校3年生の夏期講習の内容の一例】

英語・長文読解
・テーマ超長文読解
・英文解釈
・英作文
・大学別英語対策
・医療英語
・共通テスト対策(リーディング、リスニング)
・比較・前置詞
など
数学・数学A:場合の数・確率・整数・図形の性質
・数学Ⅱ:微分積分・三次~高次関数、図形と方程式
・数学Ⅲ:体積、曲線の長さ、複素数平面、積分法
・私大薬学系数学
・大学別数学対策
・共通テスト対策
など
国語・現代文:記述問題演習、頻出テーマ、読解
・古文:分野別問題演習、大学別傾向対策、入試問題ジャンル別傾向対策
・漢文:分野別問題演習
・大学別対策講座
・共通テスト対策
など
理科・物理:単振動、万有引力、熱力学、原子、電磁気
・化学:理論化学、無機化学、高分子化合物、電池・電気分解、有機化合物の分離・構造決定
・生物:細胞と分子・代謝、遺伝情報の発現
・大学別対策講座
・共通テスト対策
など
社会・日本史:論述、古代〜近世、近現代、テーマ別
・世界史:論述、古代〜18世紀、近現代
・政治・経済
・大学別対策講座
・共通テスト対策
など
その他・論文、医系論文、総合型選抜(AO入試)対策など

※学習塾によって、学習内容はかなり異なります。詳しくは各塾に問い合わせてください。

高校3年生の夏期講習は最後の夏なので、後悔しないようできるだけ集中的に受講することをおすすめします。

5. お子様の目的に合った夏期講習を選ぶのがおすすめ

2章〜4章では、小学生・中学生・高校生の学年ごとに、学習塾の夏期講習の日数や時間、費用、内容を解説してきました。学年ごとに日数も費用もかなり異なることがわかったのではないでしょうか。

「受験をするかしないか」によっても、夏期講習の日数や内容はかなり異なります。そのため、お子様の目的にあった夏期講習を選ぶことが大切となります。

夏期講習を比較する前に、「なぜお子様に夏期講習を受けさせたいのか」を考えてから、目的に応じた夏期講習を選ぶようにしましょう。

夏期講習を受ける目的例

(1)1学期の総復習・スタートダッシュのために通いたい
(2)受験の基礎作りや追い込みをかけるために通いたい
(3)長期休暇でだらけず引き締めるために通いたい
(4)後回しになりがちな苦手科目を克服するために通いたい

例えば、同じ小学5年生でも「中学受験前の小学5年生」と「受験はしないものの中学に向けて勉強習慣を付けるきっかけに夏期講習に通いたい小学5年生」では、夏期講習の目的が全く異なります。

日数も、小学5年生の中学受験対策だと16日〜20日間程度ですが、受験をしない方向けの夏期講習は4日など短めとなります。また、費用もかなり違ってきます。

ひとくくりに「夏期講習」とすると目的の異なるクラスも出てきてしまうので、しっかり目的を明確にした上で、ベストな夏期講習を選ぶことをおすすめします。

初めて湘南ゼミナールに通う方は、
夏期講習の授業料無料(※)にて受講いただけます!
湘南ゼミナールでは、小学生・中学生・高校生に向けた夏期講習を行っています。これから塾を検討中の方は、体験も兼ねて夏期講習を受講いただき、集中講義を足掛かりに基礎力を固めていきましょう。

小学生の夏期講習
中学生の夏期講習
高校生の夏期講習

※一部コース、学年はキャンペーン対象外です。

6. まとめ

本記事では、学習塾の夏期講習について解説してきました。最後に、要点を簡単にまとめておきます。

学習塾の夏期講習とは

・7月〜8月の夏休みを利用して、集中的に学習を進める「特別講座」のこと
・「夏期講習だけ」を受講することも可能
・学年や目的によって、内容や費用はかなり違う
【小学生】塾の夏期講習の日数・時間・内容・費用

・日数・時間:低学年は4日間程度、高学年は受験に向けて24日間など長くなる
・教科:低学年は2教科が多く、高学年は4科目が多い
・費用:低学年は数万円、高学年は10万円~20万円など高額になる
【中学生】塾の夏期講習の日数・時間・内容・費用

・日数・時間:12日から20日程度が多い(受験しない場合は5日程度)
・教科:3教科または5教科が一般的
・費用:5教科の場合、中1は7~8万円、中3は15万円~20万円程度
【高校生】塾の夏期講習の日数・時間・内容・費用

・時間:人によるが、3講座~6講座取ると20時間~60時間程度
・教科:英語・数学・国語・理科・地歴・経済・論文対策・総合型選抜(AO入試)対策など
・費用:講座数によるが、6万円~24万円程度かかる

一口に「夏期講習」といっても、学年や目的によってかなり内容や費用は異なります。何のために夏期講習に通うのかを整理してから、最適な夏期講習を見つけてみてください。

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