湘ゼミコラム

高校受験・入試

2022 神奈川 公立高校受験/公立上位校志望なら必見!特色検査「共通/共通選択問題」実施校の入試直前対策

写真:湘南ゼミナール 横浜翠嵐Vコースに通う受験生の様子 
(※感染予防対策の飛散防止シートを設置しているため、画像が鮮明でない部分があります。※感染予防対策を行い撮影しております。)

神奈川県の公立高校入試まで、残り1週間ほどとなりました。
湘南ゼミナールに通う受験生たちも、感染予防対策を徹底し、入試本番でベストを尽くすために学習を進めています。

2022年度(令和4年度)入試では、学力向上進学重点校およびエントリー校の特色検査(自己表現検査)「共通/共通選択問題」実施校に横浜国際高校が追加され、合計18校の実施となります。

本記事では、特色検査における入試直前対策の方法や、特色検査実施校への志願変更において注意したいポイントを教務支援部よりお届けします。

入試直前!特色検査の得点力を高めるポイント 〜進学塾の直前対策法〜

特色検査(自己表現検査)が「共通/共通選択問題」となって4年目を迎える2022年度(令和4年度)入試では、公立上位校でもある学力向上進学重点校およびエントリー校の合計18校で実施されます。

特色検査(自己表現検査)「共通/共通選択問題」の実施校 (2022年度)

横浜翠嵐/川和/希望ケ丘/横浜平沼/光陵/柏陽/横浜国際(単位制国際科・国際バカロレアコース)/横浜緑ケ丘/多摩/横須賀/鎌倉/湘南/茅ケ崎北陵/平塚江南/小田原/厚木/大和/相模原

共通/共通選択問題」の題材は、大問7題の中から各校で4題出題され、問1・問2が各校共通の問題、問3・問4が高校ごとの選択問題となっています。

共通・共通選択問題のいずれも、教科横断の問題が出題されます。入試までの限られた時間で効率的に学習する方法をポイントに絞ってご紹介します。

写真:湘南ゼミナール 横浜翠嵐Vコースの入試直前 過去問演習・解説授業の様子(※感染予防対策を行い撮影しております。)

直前まで得点力を高めるには?

全国に先駆けて特色検査(自己表現検査)を実施してきた神奈川県は、他県に比べても難易度が高く、これまでにも得点することが難しい難問も出題されています。

特色検査ならではの面白さや難しさがあり、深い思考が求められる良問であっても、得点につながらなければ合格は遠ざかってしまいます。

直前対策において重要なポイントは、得点につなげられる問題を確実なものにしていくために見直しをすることです。

2021年度の特色検査問題の配点を見ていくと、
大問1つあたりの配点は25点満点、

各校共通の「共通問題」では、

問1は、設問(ア)〜(オ)の5問で各5点
問2は、設問(ア)〜(オ)の5問で各5点

高校ごとに採択する「共通選択問題」では
問3〜問7のほとんどが、設問7〜9問となっており、およそ各3点

この問3〜問7の共通選択問題は、難易度が高く、時間を要する記述問題も含まれます。
しかし、共通問題と比較して設問1問あたりの配点は同じ、または低いことが過去3年間の問題から見てとれます。


入試本番でも、記述問題に長時間頭を悩ませる前に、得点できる問題を確実に解いていくことが得点力向上の近道です。直前の対策においては、得点力につながりやすい問題に意識的に取り組みましょう。

過去問を使った対策で注意したい点は?

過去問に取り組む際に、共通問題の問1・問2は皆さんが解いていることと思います。
しかし、共通選択問題の問3・問4は、ご自身の志望校が選択した問題だけに取り組んでいませんか。

特色検査の「共通/共通選択問題」は、まだ実施から3年間で問題のサンプルも少ないため、志望校以外の高校が選択した問題にも取り組んでおけると良いでしょう。

また、横浜翠嵐高校と湘南高校を志望する受験生は特に、共通選択問題で過去に同校が採択している問題を見直し、余裕があれば共通化前(2018年度以前)の同校の問題も確認してみましょう。

学力検査5教科と特色検査対策の相乗効果を得るには?

入試では、5教科の学力検査+特色検査(実施校に限る)の合計6教科の検査が実施されます。※別途、面接も実施。

特色検査の得点力向上において、直前期でも反映率が高い教科は数学・理科・社会の3教科です。
但し、この3教科に取り組む際には、神奈川県の入試には出ないような問題を除いて学習することが大切です。

また、例年で共通問題の問1は、英語の長文が出題されています。
英語の長文が苦手な方は、読む量を増やすなど、英語の長文に慣れた状態で本番に臨めるようにしておきましょう。

あくまでも入試は、内申点+5教科の学力検査+特色検査+面接の合計点をもとに、各学校が設定する配点比率によって算出されるS値で合否が決まります。

入試1週間前の時期では、復習に過度な時間を割くことは避けて、総合的に得点を上げられる問題や得点反映率が高い問題に絞って学習すると効率的でしょう。

特色検査実施校の志願変更で気にすべき点とは?

特色検査(自己表現検査)問題が共通化されて以降、「共通・共通選択問題」で実施する18校での志願変更であれば、志願変更による入試対策の不足などといった影響は少なくなりました。
過去数年分の共通/共通選択問題や類題の学習に取り組んで来た方ならば、大きな心配はないでしょう。

但し、横浜サイエンスロンティアをはじめとした特色検査を独自問題で実施する高校から、共通・共通選択問題で実施する18校への志願変更を行う場合には注意が必要です。

志願変更に至るまで、共通/共通選択問題の対策をしてこなかった場合には、入試の直前期であっても、まずは過去2・3年分の問題を全て解いてみることが最低限必要でしょう。

湘南ゼミナール総合進学コースの特色検査対策はここが違う!

湘南ゼミナールでは、横浜サイエンスフロンティア高校を志望する生徒さんも中3の12月頃までは共通/共通選択問題の対策に取り組みます。

また、進路相談においてはコミュニケーションを重視し、大変多くの機会を設けています。神奈川県内に133校舎(2022年2月1日時点)設置する学習塾ならではの、豊富な受験指導経験と情報をもとに、各中学校等ではケアが難しい、個別状況における志願変更での注意点・対策法など、的確なアドバイスも可能です。

事前の準備で安心!入試当日の会場での過ごし方

入試まであと1週間余り。
これまで積み重ねた努力を信じて、体調管理や睡眠時間の確保をしっかりと行い、万全の状態で入試本番を迎えたいものです。

とはいえ、「直前まで少しでも・・・!」と焦る気持ちが高まるのも、この時期ならではのことです。

そんな時には、得点力を上げられる問題や凡ミスを防ぐための見直しを適度に取り組みつつ、入試当日に備えた準備を意識していきましょう。

写真:横浜翠嵐Vコースに通う受験生の入試直前対策の様子(※感染予防対策を行い撮影しております。※2/8現在、オンライン授業となっております)

特色検査の受検当日に向けて、準備しておきたい!

入試当日の休憩時間は、会場にいる多くの受験生が着々と次の試験に向けた見直しノートなどに目を向けていることでしょう。

そんな周りの様子を見て不安が募ることが無いよう、自分が「休憩時間に何をするのか」を決めておくと良いでしょう。

例えば、

●自分だけのミスノートを持っていく。

これまでに取り組んできた学習で、ミスや未確認の項目をまとめたノートがある場合は、ミスをしやすい項目を見直せると良いでしょう。
(※こうしたノートがない場合、今から作ることはおすすめできません)

●拠り所になるテキストに、付箋を貼って持っていく。

何度も繰り返し学習したテキストの中でも、忘れてしまいがちな公式や直前に見直すと効果的なポイントに絞って、付箋を貼って持参すると良いでしょう。

試験直前にどのように過ごすことがベストなのかは、人それぞれです。
“ ゆったりと瞑想する ” 、“直前まで頭を休ませる” など、必ずしも直前に問題の見直しをする必要はありません。
大切なのは、入試会場でどのように過ごすのかを主体的に決めておくことです。

志望校合格に向けて、万全の準備で当日を迎えましょう。

\神奈川県の公立上位校 志望なら知っておきたい!/特色検査対策で学習塾に通うメリットとは?

神奈川県の特色検査は、主に大学進学率の高い公立上位校で実施されており、5教科の高いレベルでの習得に加え、あらゆる種類の問題に対して思考を積み重ねていく粘り強さが求められます。
現在では、大学入学共通テストなどに準じるような、中学生にとっては非常に難易度の高い出題も見られます。

公立上位校合格に向けた特色検査対策で重要なのは、主に3つ。

①教科横断のあらゆる問題に触れること

②過去問等の解説には掲載されていない、解き方の経験値を高めること

③志望校合格に必要な得点などの受験情報をもとに、効率的な対策ができること

これらは、学習塾に通うからこそ得られる大きなメリットです。

それでは、特色検査対策の学習で躓きがちなケースを見ていきます。

①同じ問題にばかり取り組んでいる。

学習塾に通わずに特色検査の対策を行う場合、その対策材料は、過去問が掲載された市販のテキストと一部の模試(全県模試など)に限られてしまいます。
しかし、初見の問題が出題される入試本番では、あらゆる問題に慣れてきた経験が大きな差をつけます。

湘南ゼミナールでは、神奈川県の特色検査対策に特化した教材開発はもちろん、大学受験、難関中学受験の問題や他県の入試問題など、得点力を効率的に高められる豊富な対策材料を提供しています。

②解説は理解できても、新しい問題で躓く。

問題を解く→わからない問題の解説を読む→解説を読んで理解→新しい問題でまた解けない・・・

特色検査は教科横断の出題が多く、問題一つひとつを理解したつもりでも、新たな問題で躓いてしまうことも多いでしょう。また、「〇〇だから、△△になるよね」などと単純に問題を解説するだけでは、その問題が解けるようになるだけに留まってしまいがちです。

湘南ゼミナールでは、生徒さんが「問題を見たときに何を思ったか」「まず、何をしたか」を確認します。
さらに、その問題をどう捉え、どのように考えると解きやすいのか、どんな作業や思考法が必要なのかなど、あらゆる特色検査問題に対応するための経験値を高めていきます。

こうした経験値を高めることが、入試本番の得点力につながります。

③志望校にミートさせた対策ができていない。

市販の過去問対策テキストには、「どの高校がどの共通選択問題を採択したか」といった情報は掲載されているものの、志望校合格に望ましい合格点の情報を得ることは難しいでしょう。
特色検査の模試結果による志望校判定を参考とすることは可能ですが、「志望校の合格ラインに達するには、特色検査でどの程度の得点すべきか」といった判断はできません。

60分の試験時間で、大問4つ、そのうち設問が各5〜9問程度の中で、
・どの問題が得点しやすいのか
・志望校合格に必要な合格点は何点なのか
・入試本番で得点を高めるために、問題の取捨選択ができる経験値

こうした志望校に適した対策や情報は、多くの生徒さんが通う学習塾だからこそ、ご提供できる情報です。

公立上位校の受験をご検討の際は、ぜひ資料請求のうえ校舎にてご相談ください。

\横浜翠嵐高校への上位合格を目指す!横浜翠嵐Vコース開講!/
神奈川県内の公立 最難関高校である「横浜翠嵐高校への上位合格」を目指して、中学1年生から通える「横浜翠嵐Vコース」が2月より順次開講します。